バイク免許の限定解除の案内

バイク免許合宿で限定解除する費用と教習時限数と教習内容

普通二輪AT限定免許から普通二輪MT免許へ

大型バイク免許は以前は運転免許試験場の「限定解除審査」という方法でしか取得できないライダーたちにとっては憧れの運転免許でした。
限定解除審査で合格するのがとにかく困難で合格者は5%と言われていたそうです。
しかしこの難易度が高い審査に合格するためにライダーたちは一生懸命運転技術を磨き、また法律を勉強して何度も足しげく試験場に通いました。
中には20回以上受験した猛者もいると聞きます。それだけに大型バイクの免許所持者は運転技術が高く、プライドも有るという事です。よく「教習所組は簡単でいいな…」なんて言葉を耳にしますが、この言葉の裏を返せば、以前は取得が困難な免許だった証と言えるでしょう。
1996年に法改正があり、1997年に公認教習所で大型二輪の教習ができるようになり、大型バイクの限定解除審査というものはなくなりました。
結果的に大型バイク免許所持者は増え、バイクメーカーも排気量が多いバイクの量産を行い、現在にいたっています。
ここでは各バイク免許の限定解除にかかる時限数と費用、また一発試験との比較をご案内します。

限定解除の必要な時限数とかかる費用

バイク免許の限定解除は基本的に7パターンあります。
大きくはAT限定条件を解除する場合、排気量が変わる場合になります。
学科教習はありません。

教習所の場合※R5.4.1現在

所持免許 限定解除後 時限数
小型限定普通二輪免許
(排気量125cc)
普通二輪免許
(排気量400cc)
5時限
普通二輪AT限定免許
(排気量400cc)
3時限
小型限定普通二輪AT免許
(排気量125cc)
小型限定普通二輪免許
(排気量125cc)
4時限
普通二輪AT限定免許
(排気量400cc)
5時限
普通二輪免許
(排気量400cc)
8時限
普通二輪AT限定免許
(排気量400cc)
普通二輪免許
(排気量400cc)
5時限
大型二輪AT限定免許
(排気量650cc)
大型二輪免許
(排気量無制限)
8時限
  • 法改正により時限数は変更になっている場合がございます。

一発試験の場合

  • 申請手数料:1,400円
  • バイク教習車の使用料:1,450円(不合格の場合はその都度かかります)

必要な書類等

  • 限定解除審査申請書(試験場にあります)
  • 運転免許証
  • 受験票(試験場にあります)
  • 眼鏡やコンタクト
  • 長袖シャツ、長ズボン、ヘルメット、ブーツ

お客様が限定解除する一番大きな理由は、バイクというマシーンを自ら操作したいという事です。
操作の面だけでなくデザイン面でもマニュアル車大きく異なるので、オートマチック車だと物足りずバイクの醍醐味を味わえないという思いがあるのでしょう。
普通二輪AT車からMT車への変更に必要な時限数は技能5時限ですが、これは日数で言うと約3日間です。学生やサラリーマンでもこの程度の時間はすぐ作れるのではないでしょうか。
費用の面から見れば一発試験合計2,850円が断然お得ですが、合格するための技術をご自身で習得する必要があります。練習場で練習しても料金はかかるのでやはり指定教習所に入校した方がいいでしょう。

教習所の限定解除審査の流れ

教習所によって教習の進め方・内容は異なります。

普通二輪AT限定免許から普通二輪免許の場合

申し込み

適性検査(視力検査)

1時限目(MTの基本・発進と停止・ギアチェンジ)

タイミングよく変速し短い距離でスムーズな加速ができるようにします

2時限目(8の字・1本橋等)

8の字は右回りと左回りの連続走行でリーンウィズとリーンアウトの姿勢を保ちます。1本橋の基本は重心を保つ事。断続クラッチで低速走行し重心は頭とお尻が橋の中心にくるように姿勢を保ちます。1本橋は通過しても検定は続くので気をつける。

3時限目(坂道発進・スラローム・クランク)

スラロームは2速で行いコース内ではギアチェンジはしません。アクセルの開閉で速度を調整リズミカルな走行を練習します。クランクはカーブ角が一番キツいコースで進入ラインの取り方が重要です。

4時限目(急制動・コース走行)

急制動は前輪と後輪のブレーキ加減が重要です。最初はエンストしますが、安全停止が目的なので減点対象ではありません。

5時限目(総合・みきわめ)

今までおこなってきた操作や安全確認などができているか確認します。みきわめを通ると審査です。

技能審査

※教習の進み具合によって内容は変更になります。

運転免許試験場で免許証条件変更

条件変更は即日です。
指定校技能審査合格証明書が必要です。有効期限は合格日より3ヶ月

慣れると危険なこと

AT車の運転でハンドブレーキ慣れてしまうと、マニュアル車のフットブレーキ(リアブレーキ)の操作がおざなりになってフロントブレーキだけで止まって「前のめり」になってしまう教習生がいます。
これはAT車を運転していた癖が悪く出てしまう例です。
こういった癖がある方は日をまたがずできるだけ1日に連続教習し癖を取り除くようにしましょう。
また審査に一発で合格するための秘訣は下記の安全確認をしっかり行うという事です。

  • 乗車する時の安全確認
  • ウィンカーを出すタイミング
  • 停止から発進の時の安全確認
  • 降車する時の周囲確認
  • 見通しの悪い交差点では大きく顔を出し左右を見て安全確認
  • 左折時右折時においてはテールランプ近くまで後方を見て安全確認

技術面は指導員がそばについて指導しますので、技術面はなんとかなるでしょう。
バイクが危険な乗り物と言われないためにも教習所としては「安全確認不足」を非常に重要視しています。
安全確認不足は徐々に減点されます。こういったミスを無くす事が合格の秘訣でしょう。

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