合宿免許は普段の旅行とは性格が異なります。それなりに長い2週間という合宿生活を過ごし、免許取得のための手続きをするのですから、なかなか体験できない特殊な宿泊といえるでしょう。
それだけに、普段の旅行とは異なる準備が必要です。「何を持って行ったらいいの?」「事前に準備しておく必要があるものは何?」「万が一持ち物を忘れたらどうしたらいいの?」などの疑問をお持ちの方も多いでしょう。詳しい理由とともにお伝えしていきます。
入校時に必須の持ち物
まず、教習所に必ず提出しなければならない書類関係をまとめておきます。準備を始める前と、実際にでかける前に、下記の持参品リストを必ずチェックしましょう。
住民票 | 本籍地記載、発行3か月以内のもの。役所で申請する際には、免許証取得のために必要と伝えればスムーズです。 |
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身分証明書 | 健康保険証または住民基本台帳カード。外国籍の方は在留カード、特別永住者証明書などが必要になります。 |
印鑑 | 銀行印でなくとも問題ありません。当校はシャチハタ可 |
健康保険の被保険者証(健康保険証) | 体調不良になった場合のため。 |
※運転免許証を既に持っている方は、住民票や身分証明書は不要です。
合宿生活必需品
前出の必須の持ち物のほかに、以下の生活必需品も忘れないようにしましょう。もし忘れたら現地のコンビニなどで調達する形になりますが、教習所によっては近くにお店がない可能性もあるので要注意です。
携帯電話の充電器 | |
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靴 | コンバースのように底の薄いスニーカーは、アクセルを踏む感覚がわかりやすいのでおすすめです。ブーツやヒールの高い靴は、感覚がわかりにくいだけでなく、教習所によってはNGとなるので注意しましょう。 |
服 | スカートは、長さによってはペダル操作の邪魔になってしまうことがありますので、Gパンなどのズボンで教習を受けるようにしましょう。コインランドリーが備わっているので、下着などの着替えは3日分くらい用意しておけば問題ありません。 |
筆記用具 | ノートなどに教習の内容はしっかりメモしておきましょう。 |
コンタクト・眼鏡 | 視力が両目で0.7未満の場合必要です。洗浄液や容器も。 |
洗面用具 | タオル、歯ブラシ、ドライヤー、ヘアブラシ。男性は髭剃りも。 |
シャンプー、ボディーソープ | 毎日使うものですので、自分にあったものがいいでしょう。 |
化粧品・生理用品 | 自分に合うものがよいでしょう。 |
リュック | 長期の滞在になりますから、30リットルほどの大きさでは小さいかもしれません。余裕のあるサイズを準備しましょう。衣類を収納するボストンバッグやキャリーケースもあれば便利です。 |
※自動二輪の場合は、ヘルメット(貸出あり)、グローブ(軍手可)、長袖長ズボンは必須です。
合宿免許には旅行気分で出かけてしまいがちです。もちろん楽しいこともたくさんありますが、免許を取得することが目的であることを忘れないようにしましょう。ロングスカートやブレスレットなど、教習に支障が出るような華美な服装は慎み、おしゃれはほどほどに楽しむくらいが良いでしょう。
なお、教本は現地でもらえるので必要ありません。また、お金は食費込みのプランであれば、2万円ほどあれば充分でしょう。念のためキャッシュカードを持ち込んでもいいと思いますが、お金を使用するとしても、多くの人は飲み物やおやつ代程度です。また、余裕があれば地元のお土産をあいさつ代わりに持っていけば、同期のみなさんに喜ばれるかもしれませんね。
あると便利なアイテム
思い出づくり&暇つぶしグッズがあれば、自由時間をより快適に過ごせます。
マスク | 花粉症や風邪対策に。 |
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常備薬、絆創膏 | 薬局に薬がない場合も。でかける前に要確認。 |
季節用品 | 夏なら虫よけや日焼け止め、冬ならカイロなど。 |
延長コード | 相部屋で充電できないということがないように! |
折り畳み傘 | 2週間もあると雨の日もあります。 |
ノートパソコン | インターネットができれば時間つぶしになります。 |
マンガ、小説など | 溜めこんでいた本を一気に消化! |
洗濯用洗剤 | 洗濯ネットもあると便利です。 |
途中で住民票を移しても大丈夫?
基本的に、入校前に住民票を移すようにしてください。入校途中では移すことができません。また、自動車学校の卒業後に、免許センターで受験までに住民票を移すことは可能ですが、その場合は免許センターで確認することが必要となります。この場合、教習所は責任を取ることができません。
もし住民票を忘れたら?
万が一、住民票を忘れてしまった場合、当日入校はできません。忘れないようにしましょう。近くに自宅がある場合は取りに行けますが、遠方の教習所の場合はそうもいきません。可能なら、気づいた時点で親権者に連絡して、速達で送ってもらうようにしましょう。同時に教習所へも連絡して事情を説明し、必ず相談するようにしましょう。
まとめ
旅行の前準備が苦手で、前日にあわてて支度をしてしまう人はいませんか。合宿免許は約2週間にわたって見知らぬ土地で生活します。また、住民票のように必ず持参しなければならないものもたくさんあります。今回紹介した持参品リストをチェック項目として活用して、当日はスムーズに合宿免許に出かけられるようにしておいてください。