合宿免許の場合、本免学科試験は免許センターで受験します。

仮免学科試験で出題される問題とは

通常の通学スタイルと同様、合宿免許でも、自動車免許取得の前に仮免の取得が必要です。通学と合宿免許で出題内容が変わることはありませんので、通いやすいほうを選びましょう。講義を受けたばかりの状態で試験が受けられる分、合宿免許の方がスムーズかもしれません。

仮免と本免の違いは、出題形式と問題数、制限時間です。仮免学科試験はすべて正誤を問う二択問題で、本免のようにイラストを用いた危険予測問題はありません。出題数と制限時間については、本免では全95問50分のところ、仮免では50問30分と、簡素な構成になっています。
出題されやすい範囲としては、手信号や矢印信号など、各種信号の見方や、道路標識の意味、車が通行してよい場所や範囲の規則などがあります。合図を出すタイミングや、オートマチック車に関する知識は特に間違えやすいので注意してください。

仮免学科試験の難易度

合宿免許で自動車免許を取得するための第一歩である仮免学科試験は、30分間で50問の出題がされます。合格するのに必要な点数は、100点満点中90点。1問あたり2点の配点なので、50問中45問は正解しなければなりません。ただし、問題はマルかバツの二者択一なので、きちんとテキストを読み込んで勉強していれば、それほど難しくはないでしょう。
合宿免許に参加している場合、講義からほとんど間をおかずに学科試験に挑戦することになるため、内容を忘れる心配もなく、通学で試験を受けるときよりも合宿免許の方が多少有利と言えます。それでも落ちてしまう人も一定数はいますので、テキストを熟読することはもちろん、効果測定や練習問題を解いて、問題形式に慣れておきましょう。
合格のコツとしては、時間の感覚をつかむことです。試験は30分間しかないので、1問にかけられる時間は1分もありません。長考するよりも、わかる問題を先に解いて、後から戻る形がよいでしょう。こちらも何度も問題を解くことで慣れていきましょう。

本免学科試験当日の過ごし方

合宿免許ですべての講義が終了したら、いよいよ本試験です。合宿免許では、仮免試験と実技の卒業検定が実施されますが、卒業後に学科試験を受けてようやく自動車免許の交付となります。本免の学科試験が行われるのは、合宿所ではなく運転免許センターです。住民票のある地域の運転免許センターで試験を受けましょう。学科試験の内容は合宿中の効果測定と、あまり変わりませんので事前にきちんと準備しておきましょう。
当日の朝、指定の時間内に受付を済ませたら、各種書類の提出をします。その後の視力検査で問題がなければ、受験番号を受け取って学科試験を受けます。ロビーなどで全員の終了を待って、合格発表があります。
ここで合格していれば正式に免許取得となりますので、顔写真の撮影をして、免許証を受け取ってください。すべての行程で、およそ朝9:00前から14:00程度までかかることが多いようです。

合宿免許の学科試験対策

合宿免許は短期間で自動車免許が取得できますが、仮免、本免と、試験は通常と同じように受ける必要があります。技能試験はもちろん、学科試験対策も万全にしたうえで、仮免・本免試験に臨みましょう。
本免試験では危険予測問題と呼ばれるイラストを見て文章の正誤を判断する問題がありますが、学科試験はどちらも基本的には二択問題です。普段の学科をきちんと受講していれば、それほど苦戦はしないはずです。特に合宿免許の場合は授業を受けてからすぐに試験に臨めるため、使わないうちに知識を忘れてしまう心配もないでしょう。
また、合宿免許は短期間で卒業検定まで合格できますが、自動車免許の取得には地域の免許センターで本免学科試験を受ける必要があります。そこで90点以上を獲得し、諸々の手続きを経てようやく自動車免許取得です。試験前には流れをもう一度確認しておきましょう。