「社会に出てもどうせ電車移動だし、運転免許なんて必要ないな」なんて思っている方は結構いるもんです。
しかし合宿に来られた方に話を聞くと「急に会社で運転免許が必要になった」「地方に来たら車がないと何もできない」「免許失効したので急いで取りたい」など、社会に出てからも運転免許が必要になる状況は多々あります。
通学でも運転免許取得は可能ですが、普通車ATなら技能教習と学科教習合計57時限もかかりますので、会社を午後6時にあがって1日頑張っても2コマ(1コマ50分)が限度、そうすると免許取得まで3~4ヶ月は覚悟しなくてはいけません。
最初は頑張って毎日通う人もいますが、1段階途中で辞めたり、また検定で何回も失敗して諦めたり、結果的に「お金も時間も無駄になった」という社会人の方は結構います。
そうならないためにも思い切って「合宿免許を狙う」のもありです!では具体的に「選択肢としてあり」か考えていきましょう。
社会人が合宿免許を選ぶメリットとデメリットは?
メリット
1)突発的に免許が必要になった時にすぐ対応できる
会社で「すぐ取ってこい!」「子供の保育園の送り迎え、来月からだ」など急に免許が必要になった場合でも、普通車なら最短2週間で取得できます。
2)手間がかからない
通学は自分で1コマ、1コマを予約して教習スケジュールを管理するので、いちいち手続きが面倒、また混雑時期は乗車できない場合も考えられます。
一方合宿は技能、学科、学科試験、検定試験のスケジュールが決まっており、最初に◯月○日に入校予約をするだけで手続きは終わり、無駄がないです。
デメリット
急に仕事が入った場合にキャンセルして、帰ることができない
通学のように当日の乗車をやめたり、キャンセルしたりフレキシブルな対応ができません。
合宿参加するなら時期はいつがいい?
いわゆるオフシーズン(閑散期)と言われる4月~7月前半、10月~12月前半がおすすめです。
この時期なら料金も普通車で22万円台(税込)からあり、個室が無料だったり、自炊プランなどお得なキャンペーンを出しています。
2月、3月の春休み、8月、9月の夏休みは学生の合宿生ばかりで「社会人の方は非常に少ない」です。
教習所内はもちろん、宿舎内でも騒がしい状況にあるので、正直落ち着いた教習はできないです。
具体的なおすすめな時期は①4月、②ゴールデンウィーク、③年末年始の3つになります。
①4月は企業にとって新人さんを育てる大切な時期なのでペーパードライバー講習やecoカー運転講習など企業講習を実施する会社が沢山あります。要は会社が運転免許についてしっかり考えてくれる時期と言えます。この時期なら会社に有給休暇の打診もしやすいと思います。
②ゴールデンウィークなら有給休暇を使用すれば、10日以上休みが取れます。普通AT車は最短14泊で、若干日数が足りないかもしれませんが、ギリギリ卒検手前くらいまでならいけるのではないかと思います。後は土日を利用して合宿に行けば短期間取得が可能ですね。
③年末年始も同様です。12月25日前後から有給休暇を利用して合宿参加の方は沢山います。年明けには運転免許証を手に入れる事ができます。
候補に入れる合宿場所
ポイントは「新幹線が通っている」「教習所と駅が近い」です。
忙しい社会人、やはり優先すべきは何かあった時のために「すぐ自宅に戻れる」ことが大切だと思います。会社からの急な呼び出しや、家庭で不測の事態が起きた場合の事を考えると、「自宅にできるだけ近い合宿所」がいいですね。
他県に行く場合は合宿先に新幹線が止まるか、また駅との距離がどれくらい離れているかチェックしてください。駅から更にバスで何十分もかかるのはそれだけでロスです。
また一時帰宅した場合でも「すぐ戻れて再教習が始められるか」確認しましょう。
休みが足らなくてどうしても自宅に帰る、残りは土日で教習を続ける場合や、卒業検定のみ残して帰宅せざるを得ない場合など
状況は色々考えられますが、自宅から遠いと次に来るのが億劫になり、免許取得を諦めてしまうかもしれないです。
教習所側としても自宅が近いと、何かと安心です。
合宿は別に他県に行かなくても大丈夫です。同じ県内でも合宿先が自宅と離れていれば可能です。ただし、合宿入校不可地域という
教習所ごとに設定している「入校できない地域」がありますので、事前に合宿先に確認を取りましょう。
宿泊プランは?
宿泊先は、教習所寮やホテル、マンションだったり様々ですが、おすすめはホテルのシングルルームです。
合宿先で仕事でパソコンやメールを利用する場合もあるかと思います。
ホテルならネット環境、wifi環境、勉強机など自宅以上の設備、備品が揃っているので、仕事をしながら教習できると思います。
教習所の寮でもネットはできると思いますが、それほど回線状態は期待できないので、安定しているホテルがいいでしょう。
またシングルルームであれば、教習以外の時間は他の合宿生と会話することもないので、ゆったり過ごす事できるので仕事と
学科試験の勉強に専念できるのではないでしょうか。
お子さん連れなら託児所がある教習所もありますので探してみてください。
仕事を考えるのであれば、パソコン、ケーブル、電卓などは必ず持参しましょう。
保証内容と年齢を考える
初めて免許を取る方は「完全保証の安心コース」がおすすめです。
安心コースは、乗り越しや検定不合格でも追加料金がかからないコースです。
一方、免許失効で再取得の方など以前運転していて技能に自信がある方は、保証がないコースでもいいと思います。
注意しなければならない事は安心コースの「年齢制限」です。
多くの教習所で30歳まで、40歳までと年齢制限を設定しており、その年齢以上の方は安心コースに申し込み出来なかったり、
また宿泊の保証が最短+5泊までだったり、色々と縛りがあります。
そういう意味では30歳くらいまでに合宿参加した方が、賢い取り方かと思います。年齢が高くなるにつれ縛りがあることを頭に入れておく必要があります。
年齢が高いので運転が不安
20代、30代、40代の方でも普通に合宿で免許取得されています。30歳過ぎて運動神経がにぶくなったからといって
運転技能には問題ありません。入校初日に適性検査や簡単な運動能力検査を行いますので、あなたがどういうタイプの人か、しっかり把握した上で教官も指導にあたります。最初は不安かもしれませんが、運転が下手だと自分で決めつけないで下さいね。
合宿免許ローンについて
何かお金がかかる社会人、できれば生活に支障がないように支払したいですよね。
免許ローンなら「分割払い」や「ボーナス一括払い」ができて、負担がかかりません。会社員ということであればローン審査も通りやすいと思います。
まとめ
社会人が合宿免許に行く場合は、オフシーズンの空いている時期、自宅に近い場所、ホテルプラン、保証付きの安心コースを選ぶといいでしょう。
短期間で取得できるのが合宿免許よさですが、ある程度まとまった休みがとれないと参加できないので、まずは会社と相談して、周囲に迷惑のかからないように休みを取ってください。周囲の人がOKなら免許取得の選択肢の一つとして「合宿免許」を考えてもいいと思います!